こんにちは。
今日は、会派の所属議員全員で正副市長と面談し、「令和9年度予算編成・政策推進に対する要望」を提出しました。
私たち会派・ぜんしんの要望書は100項目以上。夏頃から昨年要望した項目すべてについて取組状況を確認し、メンバー全員で一つ一つについて協議を行い、まとめます。
つまり、それだけ想いがこもっているということです😊
9月定例会の一般質問や委員会質疑の内容なども盛り込まれています。
今後の予算編成や市の取組に、しっかりと反映されますように。

さて、前回のblogは、令和7年度決算と、今後の投資についての質疑をご報告しました。
余談は許さないものの、財政状況が持ち直してきたいう状況において、市として、公共施設の老朽化対策など、必要な投資を追加していく考えが示されました。(前回のblog参照↓)
決算審査①令和7年度決算は黒字に。これからの投資はどう進める? - 西宮市議会議員 牧みゆき
ここで私は現在、大きく二つの課題があると考えています。
①市が保有する施設量の削減と市全体の施設再編をどうしていくのか。
②将来の方向性が定まるまでの間にも、老朽化が進む。この状況で先送りされてきた修繕・更新をどう解消していくか。
今回の決算審査では、この二つの視点から、現在の進捗と今後の考え方を確認しました。
■公共施設の将来像をどう構築する?
本市では、平成29年に策定された「西宮市公共施設等総合管理計画」で、令和44年度までに公共施設の総量(延床面積)を平成21年度比で20%以上縮減するという長期目標を掲げています。
なぜ?といえば、人口減少が見込まれる一方、老朽化した施設の更新・改修には今後多額の費用が必要となり、現存する全ての施設を更新し、健全に維持管理していくことは困難だからです。
しかし、この取組みの進捗が著しく遅れており、令和4年3月には中間の目標値を大幅に下方修正、現在も平成21年度比で総量はむしろ増えています。
令和7年の外部監査でも「看過できない問題である」「市民との信頼関係を著しく損なう結果を招きかねない」「市長をはじめとしたマネジメント層は強力なリーダーシップを発揮すべきである」など厳しい指摘がなされています。
一方、この「20%」という数字は、平成24年度に、当時の類似都市との市民1人当たりの床面積の比較や、将来人口推計などをもとに設定されたものです。しかし、それから10年以上が経ち、本市の状況や、全国的に様々な施設の複合化が進むなど、求められるあり方も変化しています。
分科会では、今後の公共施設を考える際、20%という数字から「何を減らすか」を割り振っていくのではなく、まず将来どのような行政サービスや機能が必要なのかを整理し、そこから必要な施設数や規模を考えていく必要があるのではないかと質疑しました。
答弁では、学校の適正規模・適正配置に関する考え方の策定をはじめ、コストシミュレーションなど、施設削減のロードマップ策定に向けた準備を進めており、予定どおり進んでいるとのことでした。
また、今後「公共施設再編に関する方針」を策定し、施設の更新や修繕、維持管理、老朽化対策についての基本的な考え方を整理するとともに、必要な機能についても整理する考えが示されました。
公民館など地域の集会施設は、学校区を基本とした施設配置を想定していることから、公共施設の再編は、現在検討されている学校の適正規模・適正配置とも大きく関係します。
学校についての基本方針が策定された後には、公共施設再編についても市民に情報を示し、意見を聞きながら進め、第6次総合計画以降の具体的な再編につなげていくとのことです。
具体的に「何を残し、何を複合化し、どこを見直すのか」は、これからです。
■先送りされてきた修繕・更新をどう解消する?
そして、もう一つの課題です。
将来の公共施設像を考えることは重要ですが、その方針が出来上がるまで、老朽化対策を待つことはできません。これまで何度もお伝えしてきたように、必要な修繕や更新が先送りされてきた施設が多数存在します。(先送りされた工事877件、概算657億 令和7年9月時点)
一般質問連載①~公共施設の修繕・更新の遅延 先送り総額657億円?!~ - 西宮市議会議員 牧みゆき
そこで今回、「回復してきた財政状況を受け、公共施設の老朽化対策などに政策的に追加投資を行っていく」ということであれば、こうした修繕・更新を現在どう把握し、優先順位をつけて進めていくのか確認しました。
現在は、各施設がもつ修繕・更新の体系的な計画に基づき、計画にない修繕については、劣化度調査や法定点検などの結果をもとに各所管課から予算要望が出され、予算査定前の「施設整備の事前協議」などで把握されています。今年度からは、防水や外壁などの計画修繕も事前協議の対象となりました。
これによって、今後も長期間使用する施設なのか、その投資は適切なのか、他の施設との統合はできないかといった公共施設マネジメントの視点から確認する機会が増えています。また今年度から、関係する部課長で構成する「建築系公共施設マネジメント検討作業部会」で、修繕・更新について部局横断的に課題を共有し、議論が始まっています。
私は、各部署から上がってきた案件をその都度判断するだけではなく、これまで先送りされてきたものを全体として把握し、横断的に優先順位をつける仕組みが必要だと考えています。施設の修繕・更新は、一気に進めることができず、長期間の取組となります。だからこそ、属人的な進め方でなく、誰が担当であっても進む仕組みが必要です。
■2つを同時に進める必要があります
将来の公共施設像を構築すること。
そして、
すでに先送りされている修繕・更新を解消していくこと。
この二つは、同時に進めなければなりません。
昨年9月の一般質問で取り上げてから1年、公共施設マネジメントを中心とした取組は、体制の構築含め、一定進んできたと評価しています。
一方で、先送りされてきた修繕・更新は、いわば借金と同じです。着実に解消していくプランをつくり、実行していかなければなりません。
そのため、市が保有する施設全体の修繕・更新の状況の一元把握と、本来の時期に修繕・更新していくために必要な費用の算出し、長期財政見通しへ反映すべきであると繰り返し主張しています。
2年後には市全体の総合計画(第6次総合計画)の策定を迎えるにあたり、公共施設の再編は市としての方向性を示す最重要項目です。
何を残し、何を変え、そして何を今直すのか。
その判断ができる基盤を整えることが大切です。
引き続き、進捗を確認していきます。
今日はここまで。みなさんごきげんよう。














